
通常の落ちこみ、適応障害によるうつ症状、うつ病による抑うつ気分との違いは、ストレスをオモリ、憂うつの程度をバネの長さに例えて説明できます(バネのモデル)。
通常の落ち込みでは多少のストレス(オモリ)があっても気持ちは変化します(バネが伸び縮みする)。
適応障害ではオモリが重くて、バネは本人の限界を超えて伸びすぎてしまいます。しかしオモリがはずれれば、バネは再び縮むことができます(気持ちが回復する)。
うつ病では重いオモリに耐え続けた結果、バネが伸びきってしまいます。そうなると、もはやオモリを外してもすぐには元には戻りません(気持ちが落ち込んだまま)。
だから、適応障害とうつ病の違いはオモリをはずした時、つまり休日などに明確になります。休日に適応障害の方は比較的元気ですが、うつ病の方は横になっているということが多いです。
バネのモデルを紹介してくれたサイト