不確実性が高まった社会において誰もが陥りやすい心理現象である「とらわれ」と、都市部のメンタルクリニックで最もよく診断される「適応障害」について、ちょっと辛口ですが精神科医として正直に書いた本です。
「聞き心地の良い情報よりも回復のために役に立つ情報を提供する」という目的を意識した内容となっております。
適応障害の原因、発症メカニズム(とらわれの関与)、症状、診断、予防、治療と幅広くありのままに書きました。
特に診断の問題点(曖昧さや健常との境界など)は他の本にないくらいに深堀りしています。
「適応障害は無理せずストレスからただ離れれば良い」という意見に対しては、「ストレスから離れて楽になったとしてもそれだけでは回復が得られない」と専門医の立場から異論を唱えたものとなっております。
適応障害の真実を知って予防や治療をしたい方に是非読んでいただきたいと思います。
本書を取り上げてくれた主なウェブサイト
mi-mollet(ミモレ) NEWS FLASHLifestyle(講談社) https://mi-mollet.com/articles/-/30801
ヨガジャーナル オンライン(インタースペース) https://yogajournal.jp/12488